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2026年10月25日
独立系時計ブランドとは?高級時計の、もうひとつの成り立ち
文・酒井 俊樹(ボヴェ1822ジャパン)

高級時計の世界には、さまざまな成り立ちのブランドがあります。複数のブランドが集まる時計グループの一員として歩むメゾンもあれば、グループに属さず、オーナーや創業家が経営を担う「独立系」と呼ばれるメゾンもあります。
どちらが優れているということではありません。グループには、技術や販売の仕組みを分かち合える強みがあり、独立系には、ひとりの人物や家族の考えが時計づくりに表れやすいという特徴があります。それぞれの成り立ちが、それぞれの個性を育てています。
独立系という成り立ち
独立系では、どのような時計をつくるかを、オーナーや作り手自身が決めていきます。
ボヴェの場合、オーナー兼CEOのパスカル・ラフィ氏が、メゾンのすべてのタイムピースのデザインの出発点です。時計師としての訓練を受けていないことが、むしろ「不可能」にとらわれない発想につながっていると、メゾンは語っています。
少なくつくる、ということ

ボヴェが1年間に送り出す時計は、わずか1,000本ほど。部品の95%以上を自社で製造し、機械式時計の心臓部であるヒゲゼンマイと調速機構までも自ら手がけています。
この規模でここまでの一貫生産を行うブランドは、ほとんどありません。ひとつひとつに時間をかけることが、ボヴェの時計づくりの前提になっています。
時計を選ぶ、ひとつの視点として
時計を選ぶとき、デザインや機能に加えて、その時計がどのように生まれたのかに目を向ける方が、世界的に増えています。独立系の時計は、そうした楽しみ方の選択肢のひとつです。
ボヴェは2006年以降70以上の国際的な賞を受け、2018年から2025年の8年間でジュネーブウォッチグランプリを6度受賞しています。
成り立ちを知ると、時計はもっと面白くなる。
ボヴェブティック東京では、私自身が実物を手に取っていただきながら、こうした時計づくりの背景をゆっくりとご案内しています。時計に詳しくない方も、どうぞ気軽にお立ち寄りください。
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